SP(主流は25センチ。78回転、片面3分程度)に変わり
LP(最初は25センチ。33回転、片面12分程度)が登場した時
最初にそれを活用したレーベルのひとつがプレスティッジであった。
51年のジェリー・マリガン「マリガンズ・トゥー」
マイルス・デイヴィス「ディグ」セッションがそれだ。
同レーベルは、以降も長時間録音の利点に注目し
スタジオ・ジャム・セッション的な企画に意欲を燃やしていく。
そして56年になると30センチLPシリーズを始める訳だが
その目玉のひとつとなったのがジーン・アモンズをリーダーとする一連のオールスターズモノである。
『ジャミン・ウィズ・ジーン』、『ジャミン・イン・ハイ・ファイ』、本アルバム
『ザ・ビッグ・サウンド』などと続くこのシリーズでは、片面25分を超えるものも少なくない。
展開はどれも似通っていて、ずらりと揃った売出し中の若手ミュージシャンが存分にソロを取り
ラストにアモンズ御大がオチをつける、と言う形。
アモンズのジャム・セッションは、どれを聴いても同じと言う意見もあるようで、おいらも
それに異議を唱える気はないが、一度は耳にしてもらいたい演奏である事に変わりはない。
ジーン・アモンズ / Funky
ファンキー/ジーン・アモンズ ジャズアルバム紹介 に加筆・修正を加え転載。
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